英語が苦手だけど留学をしたい
イギリス大学院に進学したい
大学生や社会人の方には自分の世界を広げるため、キャリアアップをするために留学やイギリス大学院の進学をしたい方もいるのではないでしょうか?
留学をして英語ができたり専門分野があれば、きっと自分の世界が広がるはずだよね…!
本記事では英語が苦手でも留学やイギリス大学院の進学に必要なアイエルツのスコア取得方法をまとめました。ぜひ参考にしてください。
- アイエルツの勉強法がわかる
- アイエルツのスコアを取得できる
- 勉強法に基づいてハイスコアを取れる
この記事を書いたひと
イギリス大学院の進学や留学をするには
イギリス大学院の進学や留学をするためになにが必要なの?
イギリスの大学院に進学するにはいくつかのステップが必要だよ!一緒に見ていこう
イギリスの大学院に進学するために必要な5つのステップ!
- プログラム・学部を選ぶー自分の興味がある、目標に合ったプログラム・学部選び
- 学位取得ー4年生の大学を出て、学位を取得する
- 英語能力試験
- 推薦状ー大学の教授から推薦状を書いていただく
- エッセイー進学志望理由、大学卒業までになにをしてきたか、など
上記の5つはどれも重要ですが、英語のスコアが満たされていなければ進学することはできません…!
イギリス大学院の進学や海外留学には英語のスコアが求められます。それぞれの大学や地域によって必要な英語のテストの種類は異なりますが、主にTOEFLやIELTSのスコアが必要です。
英語能力試験IELTS(アイエルツ)とは
次にイギリス大学院進学や留学に必要なアイエルツについて見ていくよ!
IELTSの説明、テスト形式の2つにまとめたよ
IELTS(アイエルツ)とは
日本語英語能力検定から引用、IELTSの特徴とメリット (eiken.or.jp)(2023,8,16)
IELTSは上記にある通り、英語圏での留学や海外移住申請に活用されているテストです。
イギリス留学だとIELTSが主に使われるけど、アメリカ留学でもTOEFLに代わる英語能力試験としてIELTSが多く使用されることもあるよ
IELTSのテスト形式
IELTSには4つの英語スキル(書き、読み、聞く、話す)のセクションに基づき、IELTSアカデミックとIELTSジェネラル・トレーニングの2つのモジュール(タイプ)があります。
アカデミック:英語圏の高等教育への留学や専門職業団体への登録を目指す方向け
ジェネラル・トレーニング:英語圏の国での就労、移住、修学、職業訓練を目指す方向け
だよ!
また、テストはコンピュータとペーパーの2つ種類から選べます。
今回はアカデミックの詳しいテスト形式を見ていくよ!
試験時間はすべてのセクション合計で約2時間45分間です。
Writing ― Task 1(150words) + Task2(250words)― 60min <Task 1> 図や表、グラフを説明(20分150語以上) 図表を見て、その内容を150語以上のレポートで説明します。図表の意図するところを正確に読み取る力と、その情報を的確な表現でレポートに落とし込むためのライティング・スキルが試されます。 <Task 2> トピックについて考えを述べる(40分250語以上) 与えられたトピックについて、250語以上で自分なりの見解・主張をエッセーにまとめます。論理的思考法や問題解決能力、アカデミックな文体・構成で文章をまとめるためのライティングスキルが試されます |
Reading ― 3 part long sentences ― 60min 長文読解の3つ(合計2,000~2,750語)のパッセージとそれに対する設問40問が出題。 大学・大学院生が読めなければならないレベルの文章が、社会科学、人文学、自然科学など幅広い分野から選ばれます。少なくとも1つは論理的な議論を扱ったもので、その他、図表を使用した文章が出る場合もあります。 特別に専門性の高い文章はでませんが、文中に専門用語が使われている場合には、注釈・説明がついています。 よく出題される設問形式としては、「空欄補充」や「見出しの選択」、Yes/Noの「短答」問題です。 |
Listening ― 4 part ― 30min 4つのパートに分かれて全40問が出題。 <Part 1&2> 日常生活関連 日常生活に関わることで、2人の対話(または1人)を聞き、その会話の内容に関連した問題を解きます。旅行、引越し、ごみ捨てなど、日常生活で起こりうる題材が出されるため、比較的聞き取りやすいでしょう。よく出題される設問形式としては、「選択肢が5個以上」だったり、「電話番号や数などを正確に答える記述形式」、「穴埋め問題」です。なお、音声は一度しか聞くことができません。 <Part 3&4> 学術関連 大学が会話の場面となり、セミナーや講師と学生間の質疑応答の様子を聞き、その内容に関連した問題を解きます。設問形式はPart 1&2と変わりませんが、難易度は上がります。 |
Speaking ― 4 part ― 11~14min 3つのパートに分かれて問題が出題。 <Speaking Part 1> 自己紹介・挨拶(4~5分) :双方向 スピーキング試験のウォーミングアップにあたる同セクションでは、家族・学校・仕事・趣味といった自己紹介。一般的な事柄に対する簡単な質問に答えます。 <Speaking Part 2> スピーチ(3~4分):一方的に話す 受験者は試験官から質問カードを渡されます。カードを受け取った後、1分間の回答準備時間が与えられます。この回答準備時間中は、アイディアをまとめるためのメモ書きを取ることが可能です。そして、回答準備時間終了後は、実際にまとめたアイディアをもとに、1~2分程度スピーチを行います。Part2で出されるトピックは、次のPart3に関連してきますのでとても重要になります。 <Speaking Part 3> ディスカッション(4~5分):双方向 Part 2のトピックに関連・派生した事柄について試験官とディスカッションをします。試験官の質問の意図を正確に理解し、相手を納得させるために裏付けを元に理論立てて説明、細かな説明が必要になります。同セクションは、スピーキング試験の一番の山場です。 |
どれくらいのスコアが必要か
IELTSだと、どのくらいのスコアが必要なの?
進学したい大学や留学プログラムにもよるけど、大まかに6.5-7.0の幅があるよ。
テストのスコアは1.0-9.0までの範囲があり、0.5刻みで示されます。 ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの4セクションごとのスコアと、4つの平均値のアーバーオール・スコアが与えられます。留学に必要なスコアは4つの各セクションのスコアとオーバーオールのスコアの両方で定められている場合もあります。 ・大学学部:6.0~6.5 ・大学院:6.5~ オックスフォード大学やケンブリッジ大学などのトップ校では7.0~7.5以上のスコアが求められます。その一方でオーバーオールが6.5いかず6.0であっても入学できる場合があります。 |
beo留学コンセルジュから引用【簡単解説】留学に必要なIELTSの特徴、IELTS for UKVIとの違いは? | beo | 留学一括サポート可能な留学コンシェルジュ(2023.8.16)
スコアを上げるためにやるべきこと
IELTSのスコアが必要なのはわかったけど、どうやってスコアを上げられるの?
スコアを上げるには適切な勉強方法、勉強時間の確保、継続して勉強する習慣と環境、の3つが大切だよ
勉強方法
IELTSのスコアを上げるための勉強方法を模試・単語に加えて各セクションの対策も大まかにまとめたよ
IELTSのスコアを上げる勉強方法!
- 模試を解く
- 単語のインプット
- リスニング対策
- リーディング対策
- ライティング対策
- スピーキング対策
模試を解く
模試を時間制限を設けずにひと通り解いて、問題形式や現在の自分のスコアを把握しましょう。
※模試は何回も解く必要はなく、1回解いて今のスコアがいくつなのか分かればOKです!あとは本番直前に数回解けば十分です。
模試を解いた後は、スコアをもとに、単語のインプットと自分の苦手なセクションを重点的に勉強しましょう。
全パートを大まかに勉強したい人にはこちらがおすすめ!
単語のインプット
模試で自分のスコアが分かったら、自分のスコアに合ったレベルの単語帳を1冊購入してとことん覚えましょう!
単語帳には様々な種類のものがありますが、自分の好みや使いやすさに合っているものであればOKです。
以下、コマジローが実際に使ったおすすめIELTS英単語帳です!
リスニング
リスニングはとにかく『シャドーイング』をしましょう!
ここではリスニングの勉強方法、シャドーイングを簡単に説明するよ
シャドーイングとは
- 英語を聞く
- 英文と日本語訳を確認する
- 英文を見ながら音読する(1倍速、1.2倍速、1.5倍速、2倍速)
- 英文を見ずに話されている英語の後に続いてリピートする(1倍速、1.2倍速、1.5倍速、2倍速)
ここで大切なのは文と文のつながり(コロケーション)を意識することです!
IELTSのテキストや勉強サイトをはじめとして、YouTube、ラジオ、ポッドキャスト、ネトフリなどシャドーイングの教材にできるものは多くあります。自分の勉強しやすい、好みなものを活用しましょう
また、実際の問題形式から、どのパートが苦手か踏まえた上で対策をすることも大切だよ
以下、コマジローが実際に使ったリスニングの参考書です!
これはTOEICのものですが、シャドーイングの勉強法が1番学びやすくておすすめです!
こちらは、コマジローが実際に使ったIELTSリスニングの参考書です!
リーディング
リーディングの対策は主に文法と長文読解があるよ
文法、単語、文構造の3つが土台になるんだってさ!
文法ー高校卒業程度レベルをインプットすることが必要です
単語ー自分のレベルに合った単語帳を1冊落とし込むことをおすすめします!
文構造ー文構造を捉えることで文章のどの部分が重要か、優先順位がつけやすくなるのに加えて、英語を英文のまま理解しやすくなります!
この3つをある程度マスターしたら英文をとことん読みましょう!
ぼくのおすすめは毎日のニュースや論文を読むことだよ!
ぼくのリーディングスコアは5.0から7.5まで最終的に伸びました。
勉強方法はひたすら自分の興味のある分野の論文を読むことでした。1日に決めた量を読み、分からない単語や文法があればその場で調べることで語彙力・表現力もアップさせることができました。
本番直前に問題集を解いて、実際のテスト形式に慣れることも忘れずに!
ライティング
ライティングは文章を真似て書く、『英借文』を基本にして対策しましょう!
英借文とは、1から文章を書くのではなく、すでに書かれている文章の構成や英語表現を参考にして(借りて)、実際に練習する方法です。
ぼくは参考書やIELTSのサイトの解答文を真似しながらライティングして、グラマリーに添削をしてもらっていたよ
グラマリーでは文章の基本的な書き方、文法・単語・英語表現の間違いを確認していました。
最初の2冊で基本的な英語でのエッセイの書き方を学び、3冊目の英文法解説を見ながら正しい文法でライティングすることを心掛けていました。
スピーキング
スピーキングは、ぼくが独学で1.5スコア上げた勉強方法を簡単に紹介するよ
- 参考書などの問題に日本語で答える→答えた日本語を英訳する→訳した英語の中で言い換えできるえできる表現を調べる
- 慣れてきたら問題に英語で答える→答えた英語から言い換えできる表現を調べる
本番でどのトピックが質問されても答えられるようにサイトなどを参照して満遍なく対策することがポイント!
他にも、普段感じたことや本やドラマ・アニメ・映画の感想などを独り言して、話したことを文字起こしして、言いかえできる表現を調べて、少しずつアウトプットの量を増やしていたよ
もちろん、独学でスピーキングのスコアを上げることはできますが、スピーキングは結局人と人とで練習するのがベストです。
また、実際の試験では、試験官によって採点基準や話す英語のレベルも少しズレがあるので、4つのセクションの中で1番苦労しました…!
ぼくのおすすめはお金をかけてでもオンライン英会話や英会話カフェに行って、英語でコミュニケーションできる相手を見つけることがスコアアップの近道だと思うよ!
以下、コマジローおすすめのオンライン英会話です!
勉強時間
アイエルツのスコアを0.5上げるだけでも勉強時間の確保が必要だよ
ぼくがオーバーオール6.0から6.5に上げるために毎日目標にしていた勉強時間は4時間です。
ただ、当時は毎日4時間継続することができていなかったので半年程度時間がかかってしまいました…
ースコアの差で異なる勉強時間ー
引用:バークレーハウス語学センター,IELTSはどれだけ勉強時間を確保すべき?スケジュールの立て方をご紹介 | BERKELEY HOUSE(2023.8.17)
最低でも0.5スコア上げるために200時間は必要なんだね…!
継続方法
まずはモチベーションの見つけ方を紹介するよ!
ぼくの場合、大まかに2つのモチベーションがあったよ。
モチベーションを見つける大前提として、英語学習の目標を立てましょう。
- 英語学習に対する『悔しい』という経験ーそのためには実際に海外へ行くこと、英語を話す機会を見つけることが必要
- 少しでも楽しみを見つけるー英語学習に楽しみを見いだすことで、自ら勉強に向き合うことができます
つぎに継続して勉強する環境・習慣づくりだよ!それぞれの2つをぼくの実践をもとにまとめたから参考にしてね
・やること(最低限のタスク)を決める
・勉強したあと計画も立てる(休憩する目安、勉強したあと何をするか、勉強のご褒美)
・勉強する時は軽いものから始める
・基本的にスマホを視界に入れない
・場所を変えて気分転換
・30分以上休憩しない、10分が最適
ー30分以上休憩すると次に勉強するハードルが高くなる
・起きる時間と寝る時間を決める
・夜は負担の少ないことをする
・ベッドにスマホを持ち込まない
毎日を規則正しく過ごすことが大切なんだね
英語学習に向き合ためには、自分のコンディションを整えることが1番の土台になるよ!
実際に海外へ行って英語を話す機会を作ったり、海外の雰囲気や文化に触れることで英語学習へのモチベーションは大きく高まります!
以下、英語学習のモチベーションの見つけ方、勉強する環境・習慣づくりの関連記事です。ぜひ参考にしてみてください!
まとめ
IELTSの仕組みが大まかにわかったでしょうか?
イギリス大学院の進学だけでなく、短期留学や学部留学にもIELTSスコアが求められることがあります。
ぜひリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各セクションでの対策もぼくの実際の経験をもとに詳しく解説しているので、参考にしてください!
コメント