教員になりたいけど、大学生のうちに海外へ行きたい
せっかく海外へいくなら、現地の学校現場を見てみたい
教育課程を取っていると、講義や教育実習が忙しくて、中々時間を確保して海外へ行くことは難しいよね…
そうだよね。
今回はアメリカ、ガーナ、マレーシア、エジプトの小学校現場を大学生のときに見てきたコマジローの経験をもとに、教育課程をとっていても海外へ行く方法を紹介するよ!
- 教職課程を取っていても留学する方法がわかる
- 海外の学校現場へ行く方法がわかる
この記事を書いたひと
小学校教員・教員志望の大学生が留学・海外へ行くべき理由
まず最初に、教員志望の大学生が留学・海外へ行くべき理由を2つにまとめたよ
小学校教員・教員志望の大学生が留学・海外へ行くべき理由
- 異なる文化に触れることで、国際的な・グローバルな視野を広げ、多様な価値観を理解しやすくなる
- 研究や人との交流を通じて、専門知識を深められる
→それに加えて新しい教育方法、カリキュラムも学んで、豊かな学習体験を提供できればよりよい
教育者の自身が成長することで、教育の質の向上にもつながる
教員志望の大学生が海外へ行くことで、教育者自身の成長・多様な価値観の吸収からよりよい教育を子どもたちに提供できるんだね
なにを目的に留学するのか
まずは何を目的に留学をするのか定めよう!ここでは『語学の習得』と『海外の文化や価値観に触れる』ことの2つを見ていくよ
もちろん、海外へ行くことでも海外の文化や雰囲気を味わうことができますが、単に観光としていくと現地の人と触れる機会が少なく、せっかく海外へ行ったのに得るものが少なくなってしまいます。
そこで今回は『留学する』ことに焦点を当てていきます!
語学の習得
1つ目は『語学の習得』です。特に英語ができるようになるメリットはたくさんありますが、英語を話せる教員だと学校現場ですぐに活用できます!
〇英語ができる教員のメリット
- 学級に外国にルーツのある児童がいてもコミュニケーションができる
- 外国にルーツがある保護者がいてもコミュニケーションができる
- 日本だけでなく、海外のコンテンツから教材を引き出すことができ、授業や学級経営のバリエーションが増える
英語ができることでこんなに学校現場ですぐに役立つことがあるんだね!
そうだよ!
教員になると普段の仕事の合間を見つけて勉強するのは簡単ではないからこそ、少しでも時間がある学生のうちに英語の勉強をすることをおすすめするよ!
もちろん日本で英語の習得はできますが、リスニング・スピーキングのスキルを習得するのに1番手っ取り早いのが『留学をすること』と『外国の方と英語で実際に会話をすること』です!話す相手がそばにいて、実際の海外の雰囲気も味わえるのが魅力な点です。
以下にコマジローおすすめの留学エージェントとオンライン英会話、英会話カフェがあるのでぜひ活用してください!
「留学するにはコストがやっぱりかかるから、日本にいても英語ができるようになりたい!」という方はぜひこちらの記事を参考に勉強してみてください!
ぼくはもともとTOEIC300点台でしたが、外国の方と英語で話したくてひたすら勉強をして今ではTOEIC900点台です!
海外の文化や価値観に触れる
2つ目の留学する目的は『海外の文化や価値観に触れる』です。
まずは教員が海外の文化や価値観に触れるべき理由を取り上げていくよ!
〇教員が海外の文化や価値観に触れるべき理由
→グローバル化によって国境にかかわらずそれぞれのコミュニティがより密接につながるから。
現代はグローバル化によって「国境」の意義があいまいになり、各国が相互に依存し、国際社会の動向を無視できなくなっている状態です。
今後はより一層、科学技術やAIによって国やコミュニティが密接につながることが予想されています。
そのような中で、教員は子どもたちに
『国際理解・異文化理解』
『第二言語習得の大切さ』
『グローバルな社会で活躍することの必然性
を伝える必要があります!
そこで、教員自身が日本以外の環境での経験が少しもない、つながりを持ったことがない、場合、子どもたちへ質の高い教育を提供することができるのでしょうか?
教員が実際に海外へ行った経験があることで、子どもたちの視野は広がりやすくなるね!
そうだよ!教員の経験が学級経営や児童の指導に影響を与えるから、海外へ行く経験はとても大切だよ。
そして、教員になることを目指している学生なら、海外へせっかく行く場合は現地の学校現場も実際に見たくなりませんか?!
次の項目で『学生でも海外の学校現場に行けるプログラム』をまとめました!
海外の学校現場に行けるプログラム
最後に、学生でも海外の学校現場に行けるプログラムを『大学の教職プログラム』と『ボランティア』の2つにまとめました!
実際に海外の学校現場へ行くことで、海外独自の教授方法や、カリキュラムを学ぶことができ、多様な視点を持った教員になることができるよ!
大学の教職プログラム
以下に各大学で行われている海外の教育現場でのプログラムをまとめました!(2023年9月現在)
特に千葉大、北海道教育大、青山学院大、文教大はその他のプログラムも豊富でした。このように各大学でプログラムが展開されているのでリサーチしてみてはいかがでしょうか?
大学名 | プログラム名 | プログラム内容 |
千葉大学 | グローバルボランティア | 途上国での子ども支援 |
東京学芸大学 | ISSUPプロジェクト | 現地校の参観、授業実践、現地の大学生と交流 |
北海道教育大学 | 台湾・台北市立大学教育体験プログラム | 授業観察や英語による教育実習 |
ラオス教育体験プログラム | 現地小学校での授業参観や児童との交流、教材作成、教員養成校にて現地学生との意見交換 | |
愛知教育大学 | 海外教育実習 | 韓国の教育学校にて活動 |
青山学院大学 | 海外インターンシップ | アメリカにてNGO/NPO団体や教育関連の団体にて活動 |
國學院大学 | 米国初等教育TA研修 | 現地の公立/私立小学校でアシスタントとして参加 |
文教大学 | アメリカ学校教育研修 | アメリカにて活動 |
武蔵野大学 | 海外インターンシッププログラム | ハワイの現地小/中学校でインターン |
玉川大学 | Oregon International Internship Programme | 幼―高の日本語授業を中心でのサポート |
明星大学 | 海外インターンシップ | セブ島の小学校での教職インターン |
大学生なら上記の教育系のインターンシップ、プログラム、ボランティアに加え、大学の短期・長期留学もあります。
もちろん、1年間の長期留学をすることで得られる経験は貴重ですが、教育課程の学生は大学の講義で1年間海外へ行くことは容易ではありません。
だからこそ夏休み・春休みなどの長期休みに海外の学校現場に行くプログラムに参加したり、短期留学で海外の価値観・文化に触れることをおすすめするよ!
ボランティア
国・地域 | 施設 | 主催団体 | サイトリンク |
カンボジア | 小学校 | ぼらぷら | https://volunteer-platform.org/internship/cambodia-long/ |
イギリス | 日本語教室 | 国際交流基金 | https://schoolwith.me/columns/31999 |
フィンランド | 小学校 | Global teacher program | GTP IN FINLAND – Global Teacher Program (icc-npo.com) |
ロサンゼルス | 小学校 | ライトハウス・キャリア・エンカレッジ・USA | https://lceusa.com/volunteer-program/about-atp/ |
アフリカ等 | 小学校 | Projects Abroad | https://www.projects-abroad.jp/volunteer-abroad/teaching/ |
以上にまとめた以外にも、小学校などでのボランティア支援を行っている団体・プログラムは数多くあります。
海外の小学校へ行くと、日本の学校教育との違いが分かり、良さや課題を見つけることができるとても貴重な機会になるよ!
最後に
(実際のガーナの小学校でボランティアした際の写真, 2021/08/06)
ぼくは大学生のときに小学校教員・中学校・高等学校の英語教員の3免許を取得しました。本気で教員になりたかったからこそ教職課程で忙しかったですが、その中でも4年間でアメリカ・ガーナ・マレーシア・エジプトの学校現場を見ることができました。
実際に海外の学校現場での教授法やカリキュラムに触れたことで理想の教員像ができたり、理想の児童像が浮かんだりしました。
教職課程を取っていると忙しい学生生活になりますが、学生のうちに海外へ行くことでその時にしかできない貴重な経験ができます!
このブログをきっかけに、少しでも学校現場の最前線で働かれている先生方や教員を目指す学生がグローバル人材になることでよりよい教育を提供していただければとっても嬉しいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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