小学校教員・教員志望の大学生のみなさんはどのような理想の子ども像がありますか?彼らにどのように成長して欲しいでしょうか?
その上で教員はどうあるべきなのでしょうか?
ぼくは子どもにこれからの社会で活躍してもらうには、小学校教員や教員志望の学生には特に海外へ行くことが大切だと思ってるよ!
今回は小学校教員、教員志望の大学生が留学するべき理由をまとめました。
- 小学校教員・教員志望の大学生が海外へ行くべき理由がわかる
- これからの教員に求められる資質能力、海外へ行くメリットがわかる
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小学校教員・教員志望の大学生が留学・海外へ行くべき理由
小学校教員・教員志望の大学生が留学・海外へ行くべき理由を2つにまとめたよ
小学校教員・教員志望の大学生が留学・海外へ行くべき理由
- 異なる文化に触れることで、国際的な・グローバルな視野を広げ、多様な価値観を理解しやすくなる
- 研究や人との交流を通じて、専門知識を深められる
→それに加えて新しい教育方法、カリキュラムも学んで、豊かな学習体験を提供できればよりよい
教育者の自身が成長することで、教育の質の向上にもつながる
小学校教員や教員志望の大学生が海外へ行くことで、教育者自身の成長・多様な価値観の吸収からよりよい教育を子どもたちに提供できるんだね
これから教員に求められる資質能力
次にこれからの教員に求められる資質能力を紹介するよ
〇これからの社会と教員に求められる資質能力
社会の大きな変動に対応し、国民の学校教育に対する期待に応えるためには、教員に対する揺るぎない信頼を確立し、国際的にも教員の資質能力がより一層高いものとなるようにすることが極めて重要である。
変化の激しい時代だからこそ、教員に求められる資質能力を確実に身に付けることの重要性が高まっている。また、教員には、不断に最新の専門的知識や指導技術等を身に付けていくことが重要となっており、「学びの精神」がこれまで以上に強く求められている。
引用:文部科学省,1.これからの社会と教員に求められる資質能力:文部科学省 (mext.go.jp),(2023.8.17)
日本だけでなくグローバルな環境で活躍できる子どもを育むために教員自身もグローバル人材になることが求められているんだね
学校現場にグローバル人材が求められる理由
ここでは学校現場にグローバル人材が求められる理由を4つにまとめたよ
グローバル化によって国境にかかわらずそれぞれのコミュニティがより密接につながる
現代はグローバル化によって「国境」の意義があいまいになり、各国が相互に依存し、国際社会の動向を無視できなくなっている状態です。
今後はより一層、科学技術やAIによって国やコミュニティが密接につながることが予想されています。
そのような社会で子どもたちには
『国際理解・異文化理解』
『第二言語習得の大切さ』
『グローバルな社会で活躍することの必然性
を伝える必要があります!
そんな中で、教員自身が日本以外の環境での経験が少しもない、つながりを持ったことがない、場合、子どもたちへ質の高い教育を提供することができるのでしょうか?
少しでも海外に行って異なる価値観・文化に触れることで子どもたちに国際理解や異文化理解、国外にも関心をもつことの大切さを伝えられるね
学校現場に行くと狭い環境、自分の世界を広げることが難しい
ぼく自身、大学2年生から学校現場でいろんな経験を積んで、大学卒業後は少しだけど学級担任もしたよ。そんな中で感じたのは学校現場は他の職種より開けた環境にないことだったなあ…
学級担任制だからいつも同じ教師・教職員だと人の移動も少ないし、外からの環境の刺激は少ないよね
一度現職の教員になれば、長期間の休暇や休職をすることは容易ではなく、自己投資や新たな世界・環境に触れにくいです。だからこそ、小学校教員を志望する学生のうちに少しでも海外に行って自分の価値観・違う文化と触れる必要があります!
ずっと教員をやりたいと思われているなら、より外の環境とつながりを持つ必要性
文科省の『これからの社会、と教員に求められる資質能力』にも記されていた通り、教員は不断に最新の専門的知識や指導技術を身につけていくことが求められます。教員は社会で働く人間として、子どもたちの生身の教科書でもありますよね。
これからの世界はより急速に社会構造や生活様式が変化していくよ
だからこそ、国外つながりを持ち、学校現場で教育を提供する必要があるんだね。
なぜあえて小学校教員なのか
もちろん教員は小学校教員だけでなく、中高の教員もグローバル人材として国外とのつながりを持つべきです。
ですが、中高生と比較して、小学生は学校生活の中で1番新しい発見や学びに触れる幅が広いため、小学生のうちから広い世界・多様な価値観を学習・体感することが不可欠だと信じています。
実際に海外に行くメリット
つぎに海外へ実際に行ったときに得られるものを見ていくよ。
海外に行くメリット
- 多様な価値観に触れられる
- 世界はどれだけ広いのか、子どもたちの活躍の場はどれだけあるのか実感できる
- 実際にいろいろな価値観・文化に触れる中でそのような世界・グローバル化の時代でどのように成長して欲しいか子ども像が具体的になる
特に途上国にも積極的に行くべき!
世界の国々は多種多様ですが、その中でも大まかに先進国と途上国に分かれています。
現在のグローバル時代ではその先進国、途上国にかかわらずボーダレスな環境の中で人々は過ごしていますよね。
そんな社会に将来子どもは活躍の場を移していくことを踏まえると、学校現場で教える教員は先進国も途上国も、もちろん日本の現状も伝える必要があります。
なによりも、途上国へ行くことで先進国では得られない価値観や文化に触れることができるよ
実際にぼくは大学生のときに途上国だとガーナやマレーシア、エジプトへ訪れましたが、宗教・文化・国民性も大きく異なるので、それぞれ違った人生観・価値観を体感することができました。
海外・留学へ行く方法(現職教員・学生)
最後に海外・留学へ行く方法を現職教員・学生別に紹介するよ!
今働いている先生でも留学したり海外へ行くことってできるのかな??
現職教員が海外・留学へ行く方法
現職の教員でも海外へ行ったり、プログラムに参加する方法がいくつかあるよ
現職教員が海外・留学へ行く方法
- 日本人学校(在外教育施設派遣員)ー文部科学省からの応募
- JICAの青年海外協力隊、教師海外研修ー語学も勉強できます!
- 各自治体のプログラムー短期留学引率、市主催の姉妹都市教育視察など
- 海外の大学・大学院
ぼくは、日本の学校現場での教育実践は世界でも最先端だと信じています。だから教育学や教授法は日本の大学で学んでいればOKだと思います。
ただし、日本での大学や学校現場で経験できないことを海外に行くことで体感することが必要です!
例えば、グローバルな環境での多様な価値観・文化や、国ごとの異なる教育カリキュラム・国民性に基づいた政策などは日本で得ることは難しいです。
それらを実際に海外の学校現場に行くことで貴重な経験ができるのではないでしょうか?
ぼくは実際にアメリカ、ガーナ、マレーシア、エジプトの学校現場や学会に参加したことで日本では得られない細かい指導法から教育の大きな枠組みを学ぶことができたよ
教員志望の大学生が海外・留学へ行く方法
学生は海外・留学へ行くたくさんの選択肢があるよ!
特に大学生のうちに海外へ行く経験があった方がいいんだよね?
以下が各大学で行われている海外の教育現場でのプログラムです!(2023年8月現在)
特に千葉、北海道教育、青学、文教はその他のプログラムも豊富でした。このように各大学でプログラムが展開されているのでリサーチしてみてはいかがでしょうか?
大学名 | プログラム名 | プログラム内容 |
千葉大学 | グローバルボランティア | 途上国での子ども支援 |
東京学芸大学 | ISSUPプロジェクト | 現地校の参観、授業実践、現地の大学生と交流 |
北海道教育大学 | 台湾・台北市立大学教育体験プログラム | 授業観察や英語による教育実習 |
ラオス教育体験プログラム | 現地小学校での授業参観や児童との交流、教材作成、教員養成校にて現地学生との意見交換 | |
愛知教育大学 | 海外教育実習 | 韓国の教育学校にて活動 |
青山学院大学 | 海外インターンシップ | アメリカにてNGO/NPO団体や教育関連の団体にて活動 |
國學院大学 | 米国初等教育TA研修 | 現地の公立/私立小学校でアシスタントとして参加 |
文教大学 | アメリカ学校教育研修 | アメリカにて活動 |
武蔵野大学 | 海外インターンシッププログラム | ハワイの現地小/中学校でインターン |
玉川大学 | Oregon International Internship Programme | 幼―高の日本語授業を中心でのサポート |
明星大学 | 海外インターンシップ | セブ島の小学校での教職インターン |
大学生なら上記の教育系のインターンシップ、プログラム、ボランティアに加え、大学の短期・長期留学もあります。
もちろん、1年間の長期留学をすることで得られる経験は貴重ですが、教育課程の学生は大学の講義で1年間海外へ行くことは容易ではありません。
だからこそ夏休み・春休みなどの長期休みに海外の学校現場に行くプログラムに参加したり、短期留学で海外の価値観・文化に触れることをおすすめするよ!
これからなにができるのか
短期間の留学・プログラムに参加する
まずは短期間の留学やプログラムに参加することで海外へと世界を拡げるモチベーションをつくるのが、1番の近道だよ!
海外へ行くことで、日本にはない魅力や文化に触れることができ、実際のネイティブスピーカーと英語を話す機会があることで、『英語を話す楽しさ』や『英語が伝わらない悔しさ』を感じることができます。
実際の海外で感じたことは、日本に帰国してからの取組・活動への大きなモチベーションへとつながるんだね
以下、おすすめの海外留学エージェントです。それぞれ滞在先などが異なるので、自分に合ったものを選んでみてください
英会話をして、『英語を聴く力』『英語を話す力』を養う
「英語力」を身につけるのに手っ取り早いのは英会話を通して実際のネイティブスピーカーの英語を聴き取り、自分の考えを表現する方法です。
国外へ行く前に事前に準備することも大切だよね
以下、コマジローおすすめのオンライン英会話と英会話カフェだよ!ぜひ活用してね
最後に
ぼくは実際に小学校の教員を目指していましたが、ガーナの小学校でさまざまな経験をしたことでイギリスの大学院に進学することを目指しました。実際の小学校の現場も少なからず経験した人間として教員をされている方・教員を目指している学生の手助けができたらいいな…と思っています!
これから日本のみならず、世界でも経済格差が広がると予想されています。日本の学校では大人になってから経済的に海外へ行くことが難しい児童が多かれ少なかれ現れると考えます。
だからこそ!小学生のときから海外の価値観・グローバルな環境へ行くことの素晴らしさを伝えることは小学校教員の宿命だと信じています。
このブログをきっかけに、少しでも学校現場の最前線で働かれている先生方や教員を目指す学生がグローバル人材になることでよりよい教育を提供していただければとっても嬉しいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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